
あきんどスシロー(大阪府吹田市)が人材定着に力を入れている。安全な調理器具の導入など職場環境の改善により、国内グループ正社員の離職率は約10%に抑えられているという。全店一斉休業など働きやすさへの取り組みも評価されている。同社は国内でスシローを659店(2025年9月末時点)運営し、社員数は約200人規模。
人手不足が続く中、離職率をどう抑えるかは多くの飲食店経営者にとって切実なテーマです。大手の取り組みとはいえ、現場の悩みは規模を問わず共通するものがあります。
人材の定着は採用コストや教育コストに直結するため、離職率の低さは経営の安定性を示す指標として業界内でも注目されています。大手チェーンが職場環境の改善や服装規定の緩和といった具体策を打ち出すことは、業界全体の労働環境の底上げにもつながる動きと位置づけられます。
調理器具や動線の見直しによる安全対策の強化、服装規定などルールの緩和による働きやすさの向上、定休日や一斉休業の導入によるワークライフバランスの改善など、規模に応じて取り入れられる施策はいくつか考えられます。自店の状況に合わせて、優先順位をつけて検討するという道もあります。