
1948年創業の老舗ステーキチェーン「あさくま」は、2022年6月に社内公募で選ばれた廣田陽一社長のもとコロナ禍からの業績回復を進め、23年2月期に営業黒字化を達成した。日経ビジネスの経営教室では、廣田社長が老舗再建の軸に据える考え方として、肉の焼き加減や肉汁といった商品の核となる価値へのこだわりを取り上げている。ロードサイド型ステーキ業態を切り開いた同社の強みを、原点である「肉」の品質・調理体験から再構築する姿勢が語られている。
老舗ブランドを引き継いだ経営者が、看板メニューの原点に立ち返って再建を図る姿には、同じ悩みを抱える経営者も心を動かされるのではないでしょうか。派手な改革より地味な商品力の見直しが効くという話は、多くの飲食店に響くはずです。
外食産業には創業から数十年を経て、業態の陳腐化やコロナ禍による打撃から再建を迫られる老舗チェーンが少なくありません。あさくまはロードサイド型ステーキという業態を切り開いた先駆者であり、新社長のもとで原点回帰による再建に取り組んでいる点が注目されます。
看板商品の調理工程や素材の見直しから経営を立て直す方法もあれば、店舗体験や価格帯の再設計から着手する道もあります。老舗の強みを棄てずに、どの要素を残しどこを変えるかを段階的に見極めていくアプローチも一つの選択肢です。
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