
日本マクドナルドホールディングスが発表した8月の既存店売上高は前年同月比3.5%増となった。既存店客数は1.3%増、既存店客単価は2.2%増で、いずれも前年を上回った。8月中の出店は2店、退店は2店で、月末時点の店舗数は3043店舗となっている。7月は既存店売上高5.1%増、客数0.3%増であり、8月は客数の伸びがやや拡大した一方、売上高の伸び率は7月より縮小した。
客数・客単価ともに前年を上回る結果は、現場で価格施策や商品戦略に取り組む担当者にとって励みになる数字ではないでしょうか。
大手チェーンの既存店売上高は業界全体の消費動向を映す指標として注目されます。マクドナルドの8月は増収増客となったものの、7月に比べると売上高の伸び率は縮小しており、客単価上昇に支えられた側面もうかがえます。
客単価の伸びが客数の伸びを上回る傾向が続く場合、値上げ耐性のあるメニュー構成や限定商品の投入で単価を維持する道もあれば、来店頻度を高める販促で客数の伸びを追求する道もあります。自店の規模感に応じて、大手の月次データを需要動向の参考指標として活用する方法も考えられます。