大庄の26年度決算で営業利益が前期比2割減少したことが明らかになった。背景には卸売事業の拡大があり、食品卸は一般的に利益率が低い事業であるため、売上規模を伸ばす一方で全体の利益率を押し下げる結果となった。居酒屋業態の既存店に加え、収益構造の異なる卸事業を抱えることで、増収でも増益につながりにくい構図が浮き彫りになっている。
自社の既存事業を補うはずの新規事業が、思うように利益へ結びつかない悩みは多くの経営者が共感するところではないでしょうか。売上は伸びても利益率が下がる苦しさは現場感覚としてよく分かります。
居酒屋大手が外食以外の収益源として卸売事業を拡大する動きは業界内でも珍しくありませんが、卸売は薄利多売の構造になりやすく、規模拡大がそのまま利益率低下に直結しやすい点が今回の決算にも表れています。既存の外食事業の収益力と、新規事業の利益構造のバランスをどう取るかが課題として浮かび上がります。
卸売事業の利益率改善に向けて取引条件や商品ラインナップを見直すという道もありますし、逆に外食本体の収益力を高めて全体を補うという考え方もあります。また、事業ごとに採算基準を分けて管理し、拡大のペースをコントロールするという選択肢も考えられます。
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