
コロワイドの2026年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比78%増の8億3400万円。外貨建て貸付の為替差益や、豪ステーキ店シーグラス、カフェチェーンC-Unitedの買収効果が寄与した。売上収益は26%増の850億円で、大戸屋の新規出店も押し上げ要因。一方、本業のもうけを示す事業利益は人件費上昇や「カルビ大将」の食べ放題販促コストで10%減の24億円。通期見通しは据え置き、売上収益3516億円、純利益26億円を見込む。
数字上は好決算に見えても、本業の利益が目減りしていると聞くと、現場感覚とのギャップに戸惑う経営者も多いのではないでしょうか。
為替差益やM&Aによる非事業的な収益が全体の利益を押し上げる一方、人件費や販促コストの増加が本業の収益力を圧迫する構図は、外食大手に限らず中小の飲食店経営でも起こりやすい構造です。
販促投資と収益性のバランスを定期的に見直すという道もありますし、人件費上昇分を価格やメニュー構成に反映させて事業利益を守るという方法も考えられます。また、M&Aや新規出店による売上拡大だけでなく、既存店の収益体質強化に目を向けるという選択肢もあります。