
外食大手で創業家の世代交代が相次いでいる。コロワイドでは蔵人金男会長の長男・賢樹氏が、子会社大戸屋ホールディングス社長から6月末に代表権を持つ副社長として復帰した。大戸屋は2020年にコロワイドが敵対的買収した企業で、賢樹氏は経営立て直しを担っていた。ワタミも渡邉美樹会長兼社長の下で世襲が確実視され、元サントリー出身者が序列3位に就いているとされる。牛丼チェーンを展開するゼンショーは既に次男への継承が進んでいる。同族経営の外食大手各社で、次世代への権限移行が同時期に進む構図が浮かぶ。
創業家がどう会社の未来を託すのか、同じ経営者として気になる話題ではないでしょうか。世襲か外部招聘か、その判断の先には従業員や取引先の生活も関わってきます。
外食大手は創業者一族による同族経営が多く、企業規模の拡大とともに後継体制の構築が経営課題として表面化しやすくなっています。コロワイド・ワタミ・ゼンショーのケースは、それぞれ異なる形(子会社での実績を経た復帰、外部人材の登用、次男への継承)で世代交代が進んでいる点が特徴です。
後継者を早期に子会社や現場で経験させ、実績を積ませてから本体に呼び戻すという道もあります。また、血縁にこだわらず外部から専門人材を招き経営の一部を委ねるという選択肢もあります。いずれの場合も、後継者の育成計画を早い段階から社内で共有しておくことが、混乱を避ける一助になるかもしれません。