
サイゼリヤ株価が7月16日にストップ高を記録し、17日終値は7600円まで急騰。半導体株安で日経平均が急落する中の逆行高となった。背景には7月15日発表の第3四半期決算(純利益87億円、前年同期比12%増で過去最高)に加え、松谷秀治社長が9月以降の価格改定と、全国統一価格から立地別価格への移行を視野に入れると表明したことがある。円安による輸入食材コスト上昇はあったが、既存店好調と販管費削減で吸収し、期末配当も5円増額の35円とした。
原材料高が続く中でも値上げに踏み切れず悩んでいる経営者にとって、サイゼリヤの決断と市場の好反応は励みにも焦りにもなるニュースかもしれません。
外食業界全体で値上げ機運が高まる中、低価格路線の代表格であるサイゼリヤが立地別価格という新しい価格戦略に踏み込んだことは象徴的です。原材料費・人件費・物流費の上昇が続く業界において、大手の動きが他チェーンや個店の価格戦略にも影響を与える可能性があります。
全国一律価格を維持するか、立地や客層に応じた価格設定に切り替えるかは業態や規模によって答えが分かれます。値上げのタイミングを大手の動向に合わせるという道もあれば、既存店の稼働率改善やメニュー構成の見直しでコスト増を吸収する道を模索する選択肢もあります。
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