
回転ずし「スシロー」を運営するF&LCは9月4日、マレーシア・スランゴール州の大型商業施設「サンウエー・ピラミッド・ショッピングモール」に同国3号店を開業する。同社は2024年2月にクアラルンプールで1号店、2025年7月にプタリンジャヤで2号店を出店しており、今回はわずか2カ月弱での出店となる。海外の人気商業施設への連続出店が続いている。
海外での急ピッチな多店舗展開のニュースを見ると、国内で日々の集客や採用に奔走する立場としては複雑な思いを抱く方も多いのではないでしょうか。
大手チェーンが海外の有力商業施設に相次いで出店するのは、国内市場の成熟に対して海外需要を取り込む戦略の表れと位置づけられます。今回のように短期間で連続出店できる背景には、資本力とブランド力に加え、現地での高い評価があると考えられます。
中小・個人店にとっては同じスピード感での海外展開は難しくても、大手の出店動向から人気立地や客層のトレンドを学ぶという活用の仕方もあります。また、国内では大手が手薄な地域やニッチな業態に注力するという差別化の道も考えられます。