ジェイグループの27年度1Q決算は、前期に行った不動産売却の影響で減収減益となった。一方で外食事業そのものは順調に推移しており、新たに名古屋めしをテーマにしたフードホールを開業したことが明らかになった。コロナ禍で支えとなった不動産収入からの反動が業績に表れている。
不動産収入という「もう一つの柱」に助けられてきた企業ほど、その反動が数字に出たときの経営者の複雑な気持ちは想像に難くありません。本業が堅調でも、決算の見た目が悪くなるのはやはり気になるところです。
コロナ禍で多くの外食企業が不動産取得や資産活用に動いた経緯があり、今回のような「不動産売却による一時的な減収減益」は今後も他社で見られる可能性があります。本業の外食事業の実力を見るには、不動産などの特殊要因を除いた実態を確認する視点が欠かせません。
決算を見る際は、不動産などの一時的要因と本業の実力を分けて評価するという見方もあります。また、名古屋めしのようなご当地グルメを集めたフードホール形態は、複数業態を一つの箱に集約することで集客力を高める手法として注目する余地もあるでしょう。
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