
居酒屋チェーン大手チムニーは11月4日、2027年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益予想を、従来の4000万円の黒字から9200万円の赤字に下方修正したと発表した。前年同期は1億0100万円の黒字だったが、一転して赤字見通しとなる。一方で通期の最終利益予想は従来の2億5000万円(前期5億0400万円)を据え置いた。上期は苦戦したものの、下期での挽回を見込んでいる格好だ。
居酒屋業態の大手チェーンでも上期が赤字に転落したと聞くと、現場の実感として「やはり厳しいのは自分の店だけではない」と感じる経営者も多いのではないでしょうか。業界全体の空気感を映すニュースとも言えます。
居酒屋業態は原材料費や人件費の上昇、客単価の伸び悩みなど複数の構造的な逆風にさらされており、大手チェーンであっても上期の収益確保が難しくなっている様子がうかがえます。今回の下方修正は、そうした業界共通の課題が数字として表れた一例と位置づけられます。
通期予想は据え置かれていることから、下期での挽回を見込んだコスト管理やメニュー戦略の見直しが進む可能性があります。自店においても、上期の数字を振り返りつつ、原価管理の精度を上げる、客単価向上策を試す、繁忙期に合わせた人員配置を最適化するなど、複数の切り口から下期の立て直しを検討する道もあるでしょう。
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