
流通・外食・繊維の労組が加盟するUAゼンセンは27日、2027年春闘の正社員賃上げ目標について、ベースアップ4%を含む計6%を基準とする素案を公表した。加盟組合の約7割は同組織が定める最低賃金水準を満たしておらず、こうした企業には格差是正分を含め7%の賃上げを要求する。これは連合の「6%中心、5%以上」を上回る水準。全組合員の6割超を占めるパートや契約社員など非正規雇用には、制度昇給分を含め今年と同水準の7%を求める方針。
毎年のように賃上げの数字がニュースになるたび、人件費の見通しが立てづらいと感じる経営者は多いのではないでしょうか。特に非正規スタッフの比率が高い飲食業では、この数字の重みが一層大きく響きます。
UAゼンセンは流通・外食・繊維業界の労組が加盟する大規模組織で、今回の素案は2027年春闘に向けた交渉の出発点となります。正社員6%、非正規7%という目標は、業種・企業規模・雇用形態による賃金格差是正を狙ったものであり、パート比率の高い外食業界への影響が特に注目されます。また最低賃金水準未達の企業には7%要求という上乗せ方針も示されており、交渉次第では現場の人件費負担がさらに重くなる可能性があります。
こうした労組側の目標値を踏まえ、早い段階から来期の人件費シミュレーションを行っておくという道もあります。また、メニュー価格や業務効率化とセットで賃上げ原資を確保する方法を検討する店舗も増えています。一方で、非正規スタッフの待遇改善を採用競争力の強化につなげる、という前向きな捉え方もできるでしょう。
愛媛のマキフーズ、AI活用の自作システムで月130時間削減し地方大会最優秀賞
鹿児島県の最低賃金、25日から1090円に 過去2番目の上げ幅で飲食店にも人件費圧力
給食の人手不足対応へ、特定技能の分野移し来年4月に外国人材受け入れ再開
物価高に賃上げ追いつかず、労組が最低時給1800円要求で春闘方針
飲食店の募集給与、4地域すべてで上昇中 福岡が愛知を4年半ぶりに逆転飲食noteは、業界ニュースとAIコンサル「フクタン」の解説を毎日無料で読める、飲食経営者のためのメディアです。無料会員になると、自分の業態を選んで関係するニュースを前に出せます。
飲食noteを続けて読んでいただいています。無料会員になると、自分の業態を選んでその業態のニュースを前に出せて、気になるタグの新着もフクタンの解説つきで受け取れます。