ステーキチェーンのブロンコビリー(名古屋市)が発表した2026年1〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比12.9%増の164億円、純利益が53.3%増の12億円でいずれも過去最高となった。25年11月と26年4月の値上げに加え、サラダバーをビュッフェに刷新し客単価を引き上げたことが寄与した。既存店売上高は前年比107.7%と好調で、4月に子会社化した食肉加工会社の業績も加わる見込みから、通期の純利益予想を前期比32%増の26億円に上方修正、年間配当も増額した。
原材料高が続くなか、値上げをしても客足が落ちないという結果は、多くの経営者にとって励みになるニュースではないでしょうか。値上げへの不安を抱える現場の気持ちに寄り添いたい事例です。
外食業界全体で原価高騰への対応が課題となる中、値上げと同時に体験価値を高める投資(ビュッフェ化など)を組み合わせて客数を維持できた点は、単純な値上げ耐性の議論を超えた構造的なヒントになります。食肉加工会社の子会社化による原価コントロール強化も、川上への垂直統合という大手ならではの動きとして位置づけられます。
小規模店であっても、価格改定と同時に付加価値の見せ方を工夫することで客数への影響を和らげるという道があります。また仕入れ先との関係強化や共同購買によって原価変動リスクを抑える方法も考えられますし、まずは既存店の客単価データを丁寧に検証することから始めるという選択肢もあるでしょう。
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