
KISSUI GROUPが展開する「月島もんじゃ くうや」が10月3日、JR川崎駅直結の大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」にグランドオープンする。本店は東京月島、渋谷・東京駅にも支店を持つ人気店で、豊洲市場の水産仲卸から仕入れる新鮮な海鮮を使ったもんじゃ焼きが特徴。看板商品は大ぶりな明太子を1本使う「明太子もちもんじゃ」。熟練スタッフが目の前で焼き上げるライブ感も売りで、店舗コンセプトは「ネオレトロ」。来店客数トップクラスの商業施設への出店により、既存業態の強みを都心近郊の商業集客拠点に広げる動きとなる。
仕入れルートや看板メニューといった「本店の強み」をそのまま活かして新店を出せるのは、多店舗展開の理想形とも言えます。地方や郊外で単独店を営む経営者からすると、羨ましさも感じる展開かもしれません。
もんじゃ焼きという比較的ニッチな業態が、鮮魚の直送ルートとライブ感あるパフォーマンスを武器に、集客力の高い商業施設への出店を重ねている構図です。専門業態でも「体験価値」と「仕入れの独自性」を明確に打ち出せれば、大型商業施設という激戦区でも勝負できることを示す事例と言えます。
自店の看板商品や仕入れの独自性を、単なる「メニュー説明」で終わらせず、目の前でのライブ感や体験として伝える工夫を強化するという道もあります。また、商業施設出店を視野に入れる場合は、既存店の強みが移動先でもそのまま再現できるか(仕入れ・人材・調理工程)を事前に検証しておくという考え方も有効です。