
8月3日、東京・高円寺に「大衆割烹 立ち呑み 17番 オハコマエ」が開業した。運営はNAH(東京都杉並区)で、同エリアで「区民酒場 左利き」も展開する齋藤友央氏が代表。エヌイーエスに17年在籍し10以上の業態開発に携わった経験を活かし、お造りや珍味など割烹レベルの品を小皿ポーションで提供、日本酒は90mlから480円で飲める設計とした。ターゲットは本物志向の30〜60代で、一人でも気軽に本格和食を楽しめる立ち飲みをコンセプトにしている。
チェーンで長年腕を磨いた人が、自分の地元で新しい形の店を出す話には、独立を考える経営者にとって励みになる部分があると感じます。
大手居酒屋グループ出身者が地域密着型の小型業態で独立するケースは、立ち飲みや小皿業態の広がりとともに増えている構造の一例といえます。少量・低価格で本格的な品を提供する形は、一人客需要への対応として位置づけられます。
本格的な調理技術を小皿・少量提供に落とし込み価格を抑えるという方向性は、一人客や女性客の取り込みに使える方法の一つです。また、地元エリアで複数店舗を展開しブランドを重ねていくという展開の仕方も、認知度を高める道として考えられます。