
すかいらーくホールディングス傘下の資さんうどんが2025年12月期に売上高228億円(前年比42%増)、営業利益11億円(同71%増)を達成した。店舗数は94店で前年比27%増だが、売上・利益の伸びはそれを上回るペースとなった。特に出店を強化した関東・関西の店舗の平均年商は九州店舗の1.6倍、すかいらーく既存業態平均の約3倍に達しており、2024年のM&Aによるシナジーが業績を押し上げた形だ。すかいらーくは買収価格への懐疑論があったとした上で、この実績で「高値掴み」批判を払拭したとしている。
地域チェーンが大手傘下でここまで数字を伸ばす例を見ると、単独経営の店主としては複雑な思いを抱く方も多いのではないでしょうか。買収=良いことばかりではないという不安を抱えつつも、成長の中身が気になるところです。
地方発祥チェーンが大手外食企業に買収され、その資本力と出店ノウハウを活用して都市部で急拡大するというM&Aの成功事例です。買収時点では投資対効果を疑問視する声もあったようですが、店舗数の増加以上に収益が伸びている点は、単なる規模拡大ではなく立地戦略やブランド力の掛け合わせがうまく機能したことを示しています。
独立系の店舗としては、こうした大手のM&A事例を単なる他人事とせず、自店のブランドが持つ地域性や独自性をどう都市部展開や新規客獲得に活かせるか考える機会にするという道もあります。また、資本提携や事業承継の選択肢を将来的な成長戦略の一つとして情報収集しておくという道も考えられます。