
KDDI子会社menuが運営するフードデリバリー「menu」が9月30日にサービスを終了する。コロナ禍で急拡大したフードデリバリー市場だが、サービス乱立による競争激化を背景に撤退が相次ぎ、Uber Eats・出前館・Wolt3強への集約が進む段階に入ったとみられる。KDDIは競争環境の変化と事業見通しを踏まえ、経営資源の最適配分の観点から撤退を決めたと説明している。
デリバリー導入で新たな売上チャネルを確保してきた店舗にとって、利用サービスの撤退は決して他人事ではないニュースです。手数料や販促の条件が変わるたびに振り回されてきた経営者も多いはずです。
コロナ禍の特需で乱立したフードデリバリー各社は、需要の頭打ちとともに淘汰の局面に入っています。今回のmenu撤退は、Uber Eats・出前館・Woltなど大手への集約が進み、価格競争や手数料条件がより厳しくなる可能性を示すものと位置づけられます。
複数プラットフォームに分散して依存リスクを下げるという道もあれば、自社アプリや電話注文など自前のデリバリー導線を強化するという選択肢もあります。手数料水準や配達エリアの変化を定期的に見直し、条件が悪化した際にすぐ切り替えられる体制を整えておくという方法も考えられます。