
吉野家ホールディングスは27年2月期第2四半期累計(3〜8月)の連結経常利益が前年同期比29.6%増の62.2億円となり、従来の減益予想から一転増益で着地。通期経常利益も従来予想の88億円から104億円へ18.2%上方修正し、前期比18.1%増益見通しに。年間配当も従来計画の22円から24円へ増額修正した。ただし直近の6〜8月期単独では経常利益が前年同期比3.7%減、売上営業利益率も5.8%から5.2%に悪化している。
大手チェーンの好調な決算を聞くと、自店の経営状況と比べて複雑な気持ちになる経営者も多いのではないでしょうか。規模の違いはあれど、業績の波は誰にとっても他人事ではありません。
今回の上方修正は上期累計の好調さが牽引していますが、直近四半期(6〜8月)だけを見ると減益かつ利益率も悪化しており、通期全体と直近の勢いには差があります。牛丼チェーンのような大手の動向は、原材料費や人件費といった業界共通のコスト構造を映す指標としても参考になります。
大手の増益要因(値上げ浸透、メニュー構成、コスト管理など)を分析し自店に応用できる部分を探るという道もあれば、直近四半期で利益率が落ちている点に注目し、自店のコスト管理を見直すきっかけにするという道もあります。いずれにせよ、好調な数字だけでなく四半期ごとの変動まで見ておくことが、今後の経営判断の材料になりそうです。
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