
吉野家ホールディングス(HD)は、アルバイト採用業務の委託先が8〜9月に不正アクセスを受け、個人情報5366件が漏洩したと発表した。契約はすでに終了していたが、委託先のデータベースに情報が残っていたことが原因という。被害拡大を防ぐため、吉野家HDは自社システムで海外IPアドレスからのアクセスを遮断する緊急対策を実施した。
採用業務を外部に委託している店舗は多く、自社の管理が行き届いていた範囲の外で情報が漏れたと知れば、不安を感じる経営者は少なくないはずです。契約終了後も情報が残っていたという事実は、他人事では済まされません。
外食業界ではアルバイト採用などの業務委託が一般化しており、委託先のシステムやデータ管理体制まで発注側が把握しきれないケースが多く存在します。契約終了後のデータ削除が徹底されていなかったことが今回の漏洩につながっており、委託関係全般に潜むリスクが浮き彫りになっています。
委託先との契約時に、契約終了後のデータ消去・保管期限を明文化しておくという道もありますし、定期的に委託先のセキュリティ体制を確認する仕組みを設けるという道もあります。また、海外からの不正アクセスに備えて自社システム側でもアクセス制限を見直すという選択肢も検討に値します。
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