
伸和ホールディングス(札幌・二十四軒、佐々木稔之社長)は8月26日、札幌駅前に「岩見沢精肉卸直営 牛乃家 北3条店」をオープンした。牛乃家は約15年前に大通エリアで開業した焼肉ブランドで、岩見沢の精肉加工拠点を活かしホルモンや和牛を手頃な価格で提供してきた。新店ではサフォーククロス種の生ラムやラムチョップを新たに導入し、食べ放題2750円~や朝焼肉、ランチ・宴会まで幅広く対応。ご飯は道産米を羽釜で炊くなど品質面も強化している。
精肉卸を自前で持つ強みを活かして価格と品質を両立させる姿勢には、原価高騰に悩む焼肉店経営者ほど共感を覚えるのではないでしょうか。
焼肉業態は輸入肉相場や国産和牛価格の変動を受けやすく、卸機能を内製化できるかどうかが価格競争力を左右する構造になっています。伸和HDのように精肉加工拠点を持つ企業は、食べ放題や朝焼肉といった単価訴求メニューでも利益を確保しやすい立場にあります。
卸機能を持たない店舗では、産地や仕入れルートを絞り込んで安定調達先を確保する、あるいは希少部位や新食材(ラムなど)で差別化を図るという道もあります。また、朝焼肉やランチなど時間帯別メニューで稼働率を上げる工夫も一つの選択肢です。