
くら寿司は最低価格を5円引き下げ110円とする一方、33品目については値上げに踏み切る。家族層の来店を狙った価格戦略の見直しで、安さを訴求する商品と原価上昇を反映させる商品を明確に分けた形となる。回転寿司業界では原材料高騰が続く中、一律値上げではなく品目ごとにメリハリをつける動きが広がりつつある。
値上げも値下げも同時に発表するというニュースを見て、価格設定の難しさを改めて感じた経営者も多いのではないでしょうか。原価と客単価のバランスを取る舵取りは、規模の大小を問わず頭を悩ませる課題です。
大手回転寿司チェーンでも、一律の値上げではなく品目ごとにメリハリをつける価格戦略が主流になりつつあります。家族層など特定の客層を意識した価格設計は、原価高が続く中での生き残り策の一つとして注目されています。
看板商品だけ据え置き・値下げして集客の入口を作り、原価が上がった品目で採算を確保するという組み合わせ方もあります。また、客層別にメニュー構成を分けて価格帯を設計し直すという方法も検討の余地があります。