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銚子丸「脱・回転レーン」全店化の狙いは迷惑行為対策だけじゃない

ウォーカープラス
2026年7月30日 飲食note
銚子丸「脱・回転レーン」全店化の狙いは迷惑行為対策だけじゃない

回転ずしチェーン「すし銚子丸」は、SNSで拡散する迷惑行為への対策と、回転レール提供による食品ロス削減のため、2023年4月26日までに全店で回転レールでの商品提供を終了し、全品タッチパネル注文の「フルオーダーシステム」へ切り替えた。既存の全店にタッチパネルを設置済みだったため移行がスムーズだったといい、価格帯を示す色皿の使用も順次廃止。同社は「グルメ回転ずし」から「グルメすし店」への転換を掲げ、注文しなくても食べられる利便性や選ぶ楽しさが薄れる一方、安全・快適な利用体験を優先する姿勢を示している。

フクタンのひとこと

迷惑動画のリスクに悩みながらも、看板だった「回転」の魅力をどう手放すか、経営判断は簡単ではなかったはずです。長年のスタイルを変える決断への葛藤は、多くの経営者にとって他人事ではありません。

回転ずしは近年、迷惑行為の拡散やフードロスという構造的な課題を抱えており、くら寿司のAIカメラ導入など各チェーンが対策を進めています。銚子丸の全店フルオーダー化は、既存インフラ(タッチパネル)を土台に「回転」という業態の象徴を手放す踏み込んだ選択といえます。

看板メニューやサービスの象徴的な仕組みを見直す際は、既存客の慣れを守る道と、新しい利用体験へ舵を切る道のどちらもあり得ます。設備投資が済んでいる部分から段階的に切り替える、価格表示など周辺ルールも合わせて見直すといった進め方も一つの選択肢です。

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