
ペッパーフードサービスは1970年創業の洋食店「キッチンくに」を起点に、1994年に「ペッパーランチ」を業態開発しFC展開を開始。2006年にマザーズ上場し店舗拡大を進めたが、2009年の食中毒事故で業績不振に陥った経緯がある。これを乗り越え2013年に主力業態「いきなり!ステーキ」1号店を出店し、2023年で10周年を迎えた。2023年11月実施のIRインタビューで、一瀬健作社長が同社の成長戦略と今後の業態開発方針を語っている。
創業から幾多の危機を乗り越えて主力業態を育て上げてきた道のりには、経営を続ける飲食店オーナーなら重なる部分を感じる読者も多いのではないでしょうか。
外食大手であっても、単一業態への依存はリスクを伴い、食中毒などの不測の事態で業績が大きく揺らぐことがあるという構造は中小の飲食店にも共通します。上場企業の資金調達力を背景にした業態転換や再起の事例として、業界内での位置づけを捉える価値があります。
主力業態が不振に陥った際の立て直し方として、新業態への転換で活路を見出す道もあれば、既存業態の強化に集中する道もあります。また、危機対応の経験を社内に蓄積し、次の成長投資に活かすという考え方も一つの選択肢と言えるでしょう。
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