
ゼンショーホールディングスが発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)決算は、売上高3248億800万円(前年同期比16.8%増)、営業利益248億1500万円(同57.5%増)、経常利益237億6200万円(同52%台の増益)となった。グローバル展開するすき家の既存店売上高は12.9%増と好調に推移し、全体の増収増益を牽引した。国内外での既存店の伸びと収益改善が業績に寄与した形で、牛丼チェーン大手の四半期決算として増収増益基調が続いている。
大手チェーンの好決算を見て、自店との差を感じてしまう経営者もいるかもしれません。しかし規模が違えば戦い方も違う、と割り切ることも大切です。
ゼンショーのようなグローバル展開する牛丼チェーンは、海外既存店の伸びが業績を押し上げる構造になっており、国内単独店とは収益構造が異なります。大手の好調は原材料調達力やブランド力の強さを示す一方、業界全体の値上げ・原価動向を映す指標にもなります。
大手の決算動向は、原価や販促トレンドの先行指標として参考にする道もあります。一方で、規模を追わず地域密着や独自メニューで差別化を図る道もあり、自店の立ち位置に合わせた戦略選択が求められます。