
ジュンク堂書店福岡店は、7月8日に中央区大名の店舗を閉店し、同エリアに8月4日開業する複合施設「天神ビジネスセンターⅡ」2〜3階に移転する。かつて出店していた「メディアモール天神」跡地への再出店で、天神エリアへの復帰は約6年ぶり。売場面積は2フロアで約2975平方メートル、蔵書数は約55万冊と九州最大級の在庫規模を誇る。書籍・文具・雑貨に加え、ギャラリー機能やカフェ・ラウンジも新設し、読書体験の場としての機能拡張を図る構成となっている。
大型施設への移転や新装オープンは、テナントとして入る飲食・カフェ事業者にとっても気になるニュースではないでしょうか。集客力のある複合施設にどう関わるかは経営判断の材料になります。
書店がカフェ・ラウンジを併設する動きは、単なる物販から「滞在体験」を提供する場への転換を示す一例です。書店に限らず、商業施設全体で飲食スペースを組み込んだ複合的な業態設計が広がっている流れの中に位置づけられます。
飲食事業者としては、こうした複合施設のテナント出店機会を注視するという道もありますし、逆に自店に物販・ギャラリー的な要素を取り入れて滞在時間を延ばす工夫を検討するという道もあります。地域の再開発計画に合わせて出店戦略を練るという選択肢も考えられます。