
焼肉大手の叙々苑(76店舗)が「叙々苑ステーキJJ」の基幹1号店を横浜に開業。既存店を50坪に改装し、客単価1万5000円・月商2500万円を見込む。コースは7900円からで、昨年9月に東京・両国店、12月に麻布店を試験開業していた。同時にトラジも「牛印」の多店舗化を推進。焼肉市場は約1兆円規模とされる一方、ステーキ市場はその約1割にとどまるとされ、両社は成長余地の大きいステーキ業態に活路を見出そうとしている。
看板業態の焼肉が好調でも、単価や客層の伸びしろに限界を感じている経営者は多いのではないでしょうか。大手が次の一手を模索する姿には共感を覚える方も多いはずです。
焼肉市場が約1兆円規模とされる一方、ステーキ市場はその約1割程度と見られており、成長余地の大きい隣接業態への進出という位置づけです。叙々苑・トラジという焼肉の大手2社がほぼ同時期にステーキ業態を強化している点は、業界内での構造的な動きとして注目されます。
既存の看板業態を軸にしつつ、隣接する高単価業態へ横展開するという道もあります。また、既存店舗の改装によって新業態を試験的に導入し、反応を見ながら多店舗化を検討するという進め方も考えられます。自社の強みを活かせる周辺業態が他にないか、棚卸ししてみるのも一つの方法です。