
すかいらーくホールディングスが、テイクアウトやデリバリー専門の「ゴーストレストラン」事業を展開する方針を明らかにした。既存ブランドの枠にとらわれず、顧客ニーズや地域ごとの需要に合わせたデリバリー専用メニューを開発し、店舗を持たない形態での販売網拡大を目指す。背景には、スーパーの中食や他社のテイクアウト・デリバリー拡大により外食離れが進んでいるという業界構造がある。既存の外食店舗網を維持しつつ、非店舗型の販路で顧客接点を増やす狙いとみられる。
客足の伸び悩みを感じている経営者にとって、大手チェーンが店舗を持たない新業態に踏み出すニュースは、外食全体の地盤沈下を改めて突きつけられるようで複雑な気持ちになるかもしれません。
スーパーの中食やテイクアウト・デリバリーの拡大によって外食の相対的な魅力が薄れつつある中、大手チェーンがブランドの枠を超えたゴーストレストラン展開に乗り出したことは、業界全体が「店舗を構える外食」から「調理済み品を届ける外食」へと軸足を広げつつある動きの一例といえます。
自社でデリバリー専用メニューを開発する道もあれば、既存メニューの一部をテイクアウト特化で再設計する道もあります。また無理に業態を広げず、店内飲食ならではの体験価値を磨いて差別化を図るという選択肢も考えられます。