カレーチェーン「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋について、親会社のハウス食品グループが売却を検討していると報じられた。壱番屋側は非公開化を含めた様々な選択肢を検討していると発表しており、買い手候補として投資ファンドや外食大手の名が取り沙汰されている。国内外で店舗網を拡大してきた大手カレーチェーンの資本構成が変わる可能性があり、業界内で注目が集まっている。
長年親しまれてきた「ココイチ」の資本構成が揺れ動くというニュースに、驚きを感じた経営者も多いのではないでしょうか。大手チェーンの動きは業界全体の空気を左右するだけに、他人事とは思えない方もいるはずです。
外食大手が事業ポートフォリオを見直し、非中核事業を切り離す動きは近年珍しくありません。ハウス食品にとって外食事業の位置づけが変化しているとすれば、今回の検討はその一環と捉えられます。買い手がファンドか外食大手かによって、その後の経営方針や出店戦略は大きく変わり得ます。
買収の行方次第で、フランチャイズ契約や仕入れ条件が変化する可能性もあるため、取引先や加盟店は情報収集を続けるという道があります。また、大手の資本再編を機に、自店の独自性やブランド力を改めて磨き直す機会と捉える考え方も成り立ちます。いずれにせよ、続報を待ちつつ複数のシナリオを想定しておくという姿勢が有効でしょう。