
物価高が続く中、外食チェーンがキャッシュレス決済連動の還元施策を強化している。吉野家はd払いのモバイルオーダー(テイクアウト・Web予約)で、久しぶり利用者は最大20%還元、既存利用者は10%還元となるキャンペーンを8月16日23時59分まで実施。通常還元に上乗せされる形で、還元上限は300ポイント、9月末頃に付与されるが有効期限は94日間と短い。松屋・バーミヤンでも同様の夏季お得キャンペーンが紹介されている。
物価高で客足への不安を抱える経営者にとって、大手チェーンが打つ販促施策の動きは他人事ではないと感じる方も多いはずです。
キャッシュレス決済事業者との連携による還元キャンペーンは、大手チェーンが顧客の再来店・利用頻度向上を狙う定番の販促手法として定着しつつあります。特に「久しぶり利用者」への高還元は休眠顧客の掘り起こしを意図した設計であり、業界全体でこうしたポイント経済圏との連携が広がっている構造が見えてきます。
自社でも決済アプリのキャンペーン枠に相乗りする、休眠顧客向けに独自クーポンを設計する、還元率よりも来店頻度に応じた特典を工夫するなど、規模に応じたアプローチの選択肢が考えられます。大手と同じ土俵で還元率競争をせず、独自の付加価値で差別化する道もあります。