
外食チェーンの「インフレ対応力」を専門家が評価したランキングで、スシローが100点満点中79点で1位となった。評価は客数変化率25点・客単価変化率15点からなる「インフレ対応力」40点、利益・売上高の伸びを見る「成長力」30点、営業利益率を見る「稼ぐ力」30点の合計で構成される。上場外食企業16社を対象に集計し、スシローは3価格帯の商品設計によって客単価と客数を同時に伸ばした点が高く評価された。ネタの品質へのこだわりが「味のスシロー」という認知につながっていることも評価理由とされている。
値上げをすれば客が離れ、値上げしなければ利益が出ない――この板挟みに悩む経営者は多いはずです。スシローの結果は、値上げそのものより「納得感のある値付け」がいかに難しく、また重要かを物語っています。
物価高と人件費上昇が続くなか、外食業界全体が「値上げしても選ばれる」ための商品設計を迫られています。今回のランキングは、単純な値上げの巧拙ではなく、客数と客単価を同時に伸ばせているかという構造的な指標で企業を評価しており、業界の勝ち筋を示す事例として注目されます。
複数価格帯を用意して顧客の選択の幅を広げるという道もあれば、主力商品の品質を明確に打ち出してブランドイメージを固める道もあります。また、値上げのタイミングをメニュー改編と合わせて心理的な抵抗感を下げる工夫を取り入れる方法も考えられます。
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