
糖アルコール国内トップメーカーのBフードサイエンス(旧物産フードサイエンス)は、親会社が投資ファンドに変わったのに続き昨年4月、エレクトロニクス業界出身の一ノ瀬隆氏を社長に迎えた。就任1年と第1四半期を経た一ノ瀬社長は日本食糧新聞の取材で、売上げの半分以上を占める食品分野のうち、中食・惣菜市場に糖アルコール拡大の伸びしろがあるとの見方を示した。
原材料の使い方一つで商品の味や見え方が変わるだけに、こうした素材メーカー側の動きは、日々のメニュー開発に頭を悩ませる経営者にとって気になるところではないでしょうか。
糖アルコールは糖質オフや保存性向上などの目的で加工食品に使われる素材で、今回はそのトップメーカーが中食・惣菜分野への展開余地を語った形です。中食市場の拡大が続く中、素材メーカー側も惣菜・弁当向けの需要開拓に力を入れようとしている構図が読み取れます。
惣菜や弁当を扱う店舗であれば、糖質配慮や日持ち向上といった観点から原材料の見直しを検討する道もあります。一方で、味や食感への影響を懸念し、既存レシピを維持しながら情報収集にとどめるという選択肢もあるでしょう。いずれにせよ、素材トレンドの動向を注視しつつ自店の商品特性に合わせて判断することが求められそうです。