
「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの第1四半期決算で、営業利益が前年同期比で半分以下に落ち込んだことが判明した。値上げを重ねてきたにもかかわらず客離れと客単価下落が同時に進行するという逆説的な現象が起きており、デリバリー強化で売上は一部反転したものの、モバイルオーダーなど効率化の裏でスタッフの接客品質低下が懸念されている。値上げと客数・客単価の関係という、多くの飲食店が直面するテーマを象徴する事例といえる。
値上げしたのに客単価が下がるという矛盾に、頭を抱えている経営者は少なくないはずです。王将ほどの規模でも同じ壁にぶつかっていると知ると、自店だけの問題ではないと少し肩の力が抜けるかもしれません。
物価高への対応として値上げを進める一方で、消費者の財布のひもは想像以上に固くなっており、客数減や単価下落という形で跳ね返ってくる構造が浮き彫りになっています。効率化のためのモバイルオーダーやデリバリー強化が売上を下支えする一方、接客品質の低下という別の課題を生む点も、多くのチェーンが抱えるジレンマと重なります。
値上げ幅を小さく刻んで段階的に浸透させる、看板メニューだけ据え置いて他で調整する、デリバリーやモバイルオーダーで客数を補うといった方法が考えられます。同時に、効率化と接客品質のバランスをどう保つかを、自店の規模に合わせて検討するという道もあります。
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