
矢野経済研究所の調査によると、2025年度の日配惣菜・米飯市場は前年度比102.6%の10兆5,218億円、加工惣菜・米飯市場は同102.1%の1兆2,027億円と推計された。いずれも前年度を上回る規模で推移しており、中食需要の底堅さが数値として示された形。商品セグメントや販売チャネル別の動向、参入企業動向、将来展望についても調査が行われている。
中食市場の拡大というニュースは、調理の手間を省きたい消費者のニーズの強さを改めて感じさせ、飲食店経営者としては商機とも脅威とも受け取れる複雑な気持ちになる内容です。
惣菜・米飯市場が前年度を上回る規模で推移していることは、消費者の「内食から中食へ」という流れが継続していることを示す構造的な動きの一つです。スーパーやコンビニの惣菜・弁当がますます選択肢として定着する中、外食・中食の垣根は今後も曖昧になっていくと考えられます。
こうした市場拡大を自店のテイクアウト・デリバリー強化の後押しとして捉える道もあれば、逆に中食では再現しにくい「店内でしか味わえない価値」を磨き込む方向に振り切る道もあります。いずれにせよ、中食市場の動向を競合情報として定点観測する姿勢は今後も有効と言えそうです。
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