
外食業界でキャラクターやアニメなどのIPを活用したコラボ施策が相次いでいる。IPは限定メニューやグッズを通じて普段来店しない層まで呼び込める強力な集客手段とされ、くら寿司も「ビッくらポン!」などの仕組みでIPコラボを重ね、大きな集客効果を上げてきた。一方で今回の「ちいかわ」コラボでは景品の抜き取り疑惑などをめぐる騒動が発生し、返金対応を含む調査表明に至った。効果が強い施策ほど運用不備が起きた際の反動も大きく、IP依存型集客の限界を示す事例として注目されている。
話題性のあるIPコラボで一気に客足が伸びる様子を見ると、自店でも取り入れたくなる気持ちはよく分かります。ただ、その裏で運用上のトラブルが起きたときの反動の大きさも気になるところです。
くら寿司のケースは、IPコラボが強力な集客の“特効薬”である一方、景品管理や現場オペレーションの不備が表面化すると、ブランドイメージの毀損や返金対応など大きなリスクに直結し得ることを示しています。大手チェーンほど拡散力が強いため、問題が起きた際の影響範囲も広がりやすい構造があります。
IPコラボを取り入れる際は、景品や限定商品の在庫管理・配布ルールを事前に厳格化し、現場スタッフへの周知を徹底するという道もあります。また、IP頼みの単発集客だけでなく、常連客との関係性を軸にしたリピーター施策を並行して強化するという選択肢も考えられます。