
飲食店経営者を対象にした調査で、人手不足に直面する経営者のうち42.2%が、採用強化や賃上げよりもDX(デジタル化)・省人化への投資を重視していることが分かった。フードパーパスが報じたもので、人材確保が難しい状況下、限られた人員で店舗運営を回すための効率化投資に関心が向いている実態が浮かび上がった。具体的な導入事例や投資額などの詳細は記事内で明らかにされていないが、人手不足への対応策として採用活動以外の選択肢を選ぶ経営者が一定数存在することが示された。
求人を出しても応募が来ない、採用してもすぐ辞めてしまう——そんな疲弊感を抱える経営者の方は多いのではないでしょうか。賃上げで人を引き留めようとしても限界がある中、「人に頼らない仕組み」に目を向けたくなる気持ちはよく分かります。
今回の調査結果は、人手不足への処方箋として「採用・賃上げ」一辺倒ではなく「DX・省人化」を選ぶ経営者が4割を超えているという構造的な変化を示しています。注文端末やセルフレジ、配膳ロボットなどの省人化ツールが現場で現実的な選択肢として浮上している背景には、賃上げ原資の確保自体が難しいという事情もありそうです。
例えば、券売機やモバイルオーダーの導入でホール業務を減らすという道もありますし、調理工程の一部を簡略化できる調理機器やセントラルキッチン化を検討する道もあります。一方で、省人化投資にはコストと店舗の規模感との兼ね合いがあるため、まずは一部業務から試験導入して効果を見極めるという進め方も考えられます。
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