
物価高と外食の値上げが続く中、若い男性を中心に弁当を自作する「弁当男子」がSNSで話題になっている。ホットペッパーグルメ外食総研の3月調査では、前年より自炊・弁当の頻度が増えたと答えた割合は20代男性で33.5%と全世代で最多だった。外食の1回あたり平均予算は1338円と2020年の集計開始以来最高額を更新した一方、弁当は平均439円にとどまり、価格差が節約志向を後押ししている。食品業界も弁当向け商品の開発を強化する動きを見せている。
客単価を上げたいのに、若い男性客ほど弁当持参に流れていく——そんな現場の実感を裏付けるデータに、複雑な思いを抱く経営者も多いのではないでしょうか。
この動きは単なる一時的な節約ブームではなく、外食の値上げが続く中で「弁当との価格差」が構造的に拡大していることの表れと言えます。外食の平均予算が過去最高を更新する一方、弁当は500円を切る水準で推移しており、特に若年男性層でこの価格差への反応が顕著に出ています。食品業界側も弁当向け商品開発に動き出しており、ランチ市場の構造変化は今後も続く可能性があります。
ランチタイムに限定した低価格・小容量メニューを用意し、弁当との価格差を縮める方向を探る道もあります。逆に弁当では味わえない「出来立て」「専門性」を前面に出し、価格競争から距離を置く道もあります。また、弁当派の若年層をテイクアウト・中食商品で取り込みにいく選択肢も考えられます。
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