単身世帯の増加や共働きによる時短需要、生鮮野菜の相次ぐ高騰を背景に、冷凍食品市場が拡大している。出荷額・消費量は過去最高水準となり、かつて弁当用惣菜が中心だった売り場も変化。宮崎市内のスーパーでは100種類以上の冷凍食品を展開し、パスタやチャーハン、餃子、唐揚げなど夕食の一品としての購入が増えているという。
食材の値上がりや人手不足の中で、家庭の食事の作り方自体が変わりつつあることに、現場でも実感を持つ経営者は多いのではないでしょうか。
冷凍食品が弁当用から夕食の主役へと位置づけを変えているのは、中食・内食の境界が揺らいでいることの表れとも言えます。野菜高騰が続く中、家庭の食卓だけでなく外食・中食業態の原価構造にも波及する可能性がある動きです。
冷凍・中食市場の拡大を競合とみるか、自店メニューの一部に冷凍技術やテイクアウト商品を取り入れる機会とみるか、店ごとに方向性が分かれそうです。野菜高騰への対応としては、メニューの旬食材への切り替えや仕入れルートの見直しといった選択肢も考えられます。
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