
日本フードサービス協会の調査によると、外食産業の9月度売上は前年同月比7.3%増、客数2.3%増、客単価4.9%増だった。雨天日が多くマイナス要因となる中、休日日数の多さや11年ぶりのシルバーウィーク大型連休による帰省・観光需要、秋の「月見」季節限定メニューの好調が業績を押し上げた。業態別ではファストフードが9.7%増と好調で、洋風は月見シリーズのテレビCM効果等により13.1%増、和風は夜限定定食など期間限定メニューで8.1%増、麺類は新商品やボリューム商品、低価格業態の底堅い需要で9.6%増だった。
天候に恵まれない月でも、連休や季節メニューの工夫次第で数字を伸ばせることが分かり、やりくりに奮闘する経営者にとって励みになるデータではないでしょうか。
今回の7.3%増という伸びは、客数の自然増だけでなく客単価上昇(4.9%増)が大きく寄与している点が特徴で、季節限定メニューや期間限定商品による付加価値訴求が業界全体の売上を底上げする構造が見えてきます。天候という外部要因のマイナスを、連休需要と季節メニューという内部の工夫でカバーした形です。
自店でも季節性を打ち出した限定メニューを定番化し、客単価アップにつなげるという道もありますし、連休や繁忙期に合わせた販促・CM展開を強化するという道もあります。また、麺類やファストフード業態に見られたボリューム感重視の新商品開発も、客単価と満足度を同時に高める一つの方法として参考になりそうです。
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