
松屋フーズホールディングスの2026年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比27%増の7億300万円、売上高は同17%増の506億円だった。牛丼チェーン「松屋」を中心に既存店売上高が伸び業績をけん引したほか、自社物件である固定資産の売却益も純利益を押し上げた。一方で営業利益は前年同期比28%減となり、本業の収益性は悪化している増収減益の決算となった。
既存店の好調な数字を見ると自店の状況と比べて焦りを感じる経営者も多いかもしれません。ただ本業の利益が減っている点は見逃せない情報です。
牛丼チェーン最大手クラスの企業でも、売上は伸びても営業利益は減少するという構造的な難しさが表れています。原材料費や人件費の上昇が利益を圧迫している可能性があり、固定資産売却益のような一時的な要因で純利益が押し上げられている点にも注意が必要です。
数字を見る際は売上高だけでなく営業利益や経常利益の内訳まで確認するという方法もありますし、自社のコスト構造を大手チェーンの動向と照らし合わせて点検してみるという道もあります。既存店の伸びをどう作っているか、値上げなのか客数増なのかを分析してみる方法も考えられます。