
日本能率協会総合研究所が発表した「メニューからみた食卓調査2026」によると、既婚女性の約6割半が、同じ食卓に手作り料理と市販の惣菜・冷凍食品を組み合わせて並べていることが分かった。手作りか市販品かの二択ではなく、両者を併用するハイブリッドな食卓が新たなトレンドとして定着しつつある実態が示された。
日々の献立づくりに追われる家庭の実情が数字に表れており、中食・内食双方に関わる飲食店経営者にとって見過ごせない調査結果です。
手作りと市販品を併用する家庭が過半数を超えたことは、惣菜・冷凍食品が「手抜き」ではなく「食卓の一部」として定着していることを示しています。これは中食業態だけでなく、家庭の食卓と競合・補完関係にある内食領域全体に影響する構造変化と位置づけられます。
惣菜・冷凍食品を提供する側は、手作り料理と組み合わせやすい単品・小分け商品を強化するという道もあります。また、外食店側も、家庭の「あと一品」需要を取り込むテイクアウトメニューの開発を検討する余地があります。いずれにせよ、家庭内の食卓構成の変化を踏まえた商品設計が求められそうです。