
スシローを展開する企業が、5年前に吉野家から買収した持ち帰り寿司チェーン「京樽」を和食さとの運営会社に譲渡する方針であることが分かった。買収から5年でのグループ再編となり、回転ずし事業への経営資源集中が背景にあるとみられる。外食大手間でのブランド譲渡という形での事業再編の動きが表面化した事例といえる。
何年もかけて育ててきた業態でも、時代の変化とともに手放す決断を迫られることがあります。今回の譲渡の裏には、経営陣なりの葛藤や苦渋の判断があったはずです。
回転ずし業界の競争が激化する中、大手チェーンは非中核事業を整理し、主力業態への投資を集中させる動きを強めています。今回の京樽譲渡も、5年前の買収時とは異なる経営環境の変化を映した動きと位置づけられます。
多角化で成長を狙う道もあれば、今回のように本業回帰でリソースを集中させる道もあります。自社の強みがどこにあるかを見極め、事業ポートフォリオを定期的に見直す姿勢が重要になるという見方もできます。