
かっぱ寿司を展開するカッパ・クリエイト(横浜市)が、グループ会社を通じてベトナム1号店「かっぱ寿司ヒカリ店」を9月24日にホーチミン市の商業施設「ヒカリ」内にオープンする。東南アジアではインドネシアに続き2カ国目の展開。店舗面積274m2、全116席で、寿司は1貫約110円から、食べ放題プランは1人約3300円から。天ぷら調理や魚の解体ショーなど日本の寿司文化を体験できる仕掛けも用意し、現地の中間層需要を取り込む狙いとみられる。
海外進出の話は規模も体力も違い、遠い世界の出来事に感じる経営者も多いかもしれません。それでも日本の外食企業がどこに商機を見出しているかは、国内戦略を考えるヒントにもなります。
回転寿司大手が東南アジアで店舗網を広げる動きは、国内市場の成熟を見据えた成長戦略の一環と位置づけられます。インドネシアに続くベトナム進出は、日本式の食体験や価格帯がどの程度受け入れられるかを試す試金石にもなりそうです。
国内の中小店にとっては海外展開そのものより、大手が提示する体験型サービス(解体ショーや食べ放題など)の企画力を国内施策に取り入れる道もあります。また、こうした大手の動向を、自店の商圏内での差別化戦略を見直すきっかけとして活用するという考え方もあるでしょう。