26年6月期決算が出そろい、焼肉きんぐや丸源ラーメンなどを展開する物語コーポレーションは増配を発表した一方、かっぱ寿司を運営する企業は赤字決算となった。同時期にはゼンショーの27年度1Q決算(増収増益、コメ価格低下で原価率1.2%改善)や、スシローF&LCが京樽をSRSに売却した動きも報じられており、外食大手の業績格差と再編が同時進行している状況がうかがえる。
同じ外食大手でもここまで明暗が分かれると、自店の経営状況と重ね合わせて不安を感じる経営者も多いのではないでしょうか。増配のニュースを見て焦りを覚える方もいるかもしれません。
大手チェーンの決算は原価・人件費・客数動向が数字として表れやすく、業界全体のコンディションを映す指標になります。物語コーポの増配とかっぱ寿司の赤字が同日に並んだことは、業態や店舗運営力によって明暗が分かれている構造を象徴しています。
自店の状況を大手決算と比べて一喜一憂するより、原価率や客単価など自店に響く指標を継続的にチェックするという道もあります。また、好調企業の施策(メニュー戦略や原価管理)を参考に取り入れてみるという方法も考えられます。