
くら寿司が「ねぎまぐろ」「たまご焼き」「ハンバーグ」など20種類の商品を5円値下げする一方、33種類については値上げに踏み切ることが分かった。低価格帯商品の維持で来店動機を保ちつつ、原価高が続く商品は値上げで採算を確保する、品目ごとの価格戦略が取られている。回転寿司業界全体の原価対応の一例として注目される動きだ。
一皿の値段を1品ずつ見直す作業は、想像以上に手間も気も使う仕事です。値下げと値上げを同時に発表する判断の裏には、相当な試算と覚悟があったはずです。
回転寿司大手は原材料費や物流費の上昇に直面しながらも、客離れを防ぐために低価格帯商品を残す必要があります。今回のくら寿司の対応は、品目ごとに値上げと値下げを組み合わせることで、価格全体の印象を保ちながら採算を調整する手法と位置づけられます。
自店でも全品一律ではなく、原価上昇が大きい商品だけを値上げし、看板商品や集客商品は価格を維持・下げるという組み合わせ方が考えられます。また、値上げ・値下げの理由を店頭やSNSで説明し、納得感を高めるという道もあります。