
2026年産新米の集荷時に農家へ前払いされる「概算金」が、JAグループの提示で16道県において前年比2〜4割下落した。栃木県ではコシヒカリが45%減、岩手のひとめぼれも39%減となった。店頭では5キロ2千円台の新米も広がる見通しで、政府の備蓄米買い戻し方針の遅れが提示遅延の一因となった地域もある。物価高で生産コストは上昇する一方で価格は急落し、農家の経営悪化や離農増加への懸念が指摘されている。
仕入れ値が下がるのは飲食店にとって朗報に見えますが、生産者の経営が揺らげば供給の安定性にも影響しかねず、単純に喜べない状況です。
令和の米騒動から2年でコメの価格は高騰から急落へと反転しており、生産コストの上昇と販売価格の下落という農家にとって厳しい挟み撃ちの構造が生まれています。これは外食・中食の原価構造にも中長期的に波及する可能性があります。
当面の仕入れコスト低下を活用してメニュー価格や量を見直すという道もあれば、産地の状況を見据えて安定調達先を複数確保しておくという道もあります。将来的な供給不安に備え、契約栽培や直接取引の強化を検討する店も出てくるかもしれません。
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