厨房機器販売を手がけるテンポスホールディングスの26年7月期決算で、飲食事業の利益が前期比9割減となったことが判明した。同時期に決算を発表したステーキレストランチェーン「あさくま」も減益となった。物価高や豪雨による客足の変化などが業界全体に影響を与えている中、両社の決算はチェーン外食企業の収益環境の厳しさを改めて示す内容となった。
決算数字だけを見て一喜一憂するのはつらいものですが、同じように苦戦している同業がいると分かると、少し気持ちが軽くなる経営者もいるかもしれません。
厨房機器販売を含む複合事業を展開するテンポスと、ステーキレストランチェーンのあさくまという業態の異なる2社が同時期に利益減を発表したことは、外食業界全体を覆うコスト増や需要変動の構造的な逆風を映していると見られます。
利益率の低下局面では、既存店の収益構造を見直す道もあれば、メニュー価格や原価配分を再点検する道もあります。また業態転換や新規事業への展開でリスク分散を図る選択肢も考えられます。