
大阪の老舗ベーカリー「D.baguette by parigot(ディアバゲット)」は創業約80年、最大20店舗を展開した歴史を持つ。大手IT企業出身の3代目が事業を継いだ後、日本企業に根強く残る従来の働き方の「当たり前」を見直す改革を進めた結果、一度辞めた社員が出戻るようになったという。店舗には行列が絶えず、6年半にわたって連日行列が続いている状況が紹介されている。
人手不足に悩む経営者にとって、辞めた人が戻ってくる職場というのは何より心強い話に聞こえるはずです。長時間労働や旧来の慣習に苦しんできた現場ほど、この変化に共感を覚えるのではないでしょうか。
老舗ベーカリーが世代交代を機に組織風土を変え、結果的に行列が続く人気店へと再生した事例です。人手不足が深刻な飲食・製造小売業において、働きやすさの改善が集客力や継続的な繁盛にもつながる可能性を示す位置づけの記事といえます。
日本企業特有の労働慣習を見直す取り組みとしては、勤務体系の柔軟化を検討する道、評価制度や待遇を見直す道、経営層自らが現場と対話する仕組みを作る道など、複数のアプローチが考えられます。自社の規模や業態に合わせて、どこから着手できるか考えてみる余地がありそうです。