
モスフードサービスは9月から新ブランド「MOS Deli」を立ち上げ、家庭用冷凍食品市場に参入する。第一弾として「焼きおにバーガー」2品をスーパーやドラッグストアで販売する。単品での収益インパクトは大きくないとみられるが、モスは店舗展開だけに依存せず、海外展開やM&A(「おぼんdeごはん」運営会社を112億円で子会社化)、新業態開発など多角的に成長領域を広げている。マクドナルドやバーガーキング、ゼッテリアなど競合の動きが活発化する中での戦略的な一手とされる。
店舗の売上だけで成長を描くのが難しくなっていると感じている経営者は多いはずです。大手の一手一手が気になるのは自然なことだと思います。
ハンバーガー業界では大手各社が競争を激化させる中、モスは店舗事業以外の収益源として冷凍食品・小売市場やM&Aによる業態拡大に動いています。単一業態・単一チャネルへの依存を避ける動きが業界内で目立ち始めているという位置づけです。
店舗以外の販路(小売・EC・冷凍食品)を模索する道もあれば、既存店舗の体験価値を磨き込む道もあります。またM&Aや業務提携によって新しい客層や商品ラインを取り込むという選択肢も考えられます。自社の強みに応じてどの方向に資源を割くかを検討する余地がありそうです。