
回転寿司大手のくら寿司は、全国の小中学生向けに出張授業「お寿司で学ぶSDGs」を展開し、これまでに1万人以上が参加した。8月23日には大阪市内で近畿各地の小学2年〜中学2年約40人が参加し、教育事業を手がける類設計室の「食農みらい塾」の一環として実施。授業では水産資源の減少や漁業の担い手不足など、日本の漁業が抱える課題をくら寿司担当者が説明した。低利用魚の活用や食品ロス削減など、持続可能な魚食文化を守るための取り組みを子どもたちに伝える内容となっている。
魚食文化の先行きに不安を感じている経営者にとって、次世代に課題を伝える取り組みは他人事ではないと感じられるのではないでしょうか。
大手回転寿司チェーンが自社の集客施策にとどまらず、業界全体が抱える水産資源減少や担い手不足という構造的課題を教育活動として発信している事例です。企業のブランディングと社会課題への対応が結びついた動きと位置づけられます。
個店であっても、低利用魚の活用や食品ロス削減の工夫をメニューや情報発信に取り入れるという道もありますし、地域の学校や団体と連携して食育イベントを行うという道もあります。まずは自店で扱う食材の背景を伝える小さな取り組みから始めるという選択肢も考えられます。