
スシローを運営するF&LCがテイクアウト寿司の京樽を2026年9月に売却する。京樽事業は非継続扱いとなり約200億円の売上収益が除外されるが、F&LCは2026年9月期の売上収益予想5050億円を据え置いた。同社は値上げをしても客数を増やしており、業界内で強さが際立つ。かっぱ寿司は90円の低価格戦略で客数を伸ばす一方、くら寿司は力強さを欠く展開となっている。回転寿司大手3社の戦略の違いが鮮明になっている。
同じ回転寿司業態でも各社の明暗がこれほど分かれると、自店の立ち位置を改めて考えさせられる経営者も多いのではないでしょうか。値上げしても選ばれる店と、価格でしか勝負できない店の差は他人事ではありません。
F&LCは京樽の売却で非中核事業を整理しつつ、値上げでも客数を維持できる強いブランド力を武器にしています。かっぱ寿司は低価格路線で客数を確保し、くら寿司は相対的に苦戦しているとされ、同じ業態内でも戦略と結果に差が出ている構図です。
価格を上げても支持される品質・体験づくりを目指す道もあれば、低価格を軸に客数を稼ぐ道もあります。自社の強みがどちらに近いかを見極め、非中核事業の整理やメニュー構成の見直しを検討するという選択肢も考えられます。