
長年値上げが少なかった「物価の優等生」もやしに価格上昇の波が押し寄せている。ある中華料理店では仕入れ値が2、3カ月前の1袋19円から1カ月前25円、先週には30円まで上昇。1日20袋消費する店では10日で約2000円のコスト増となる。工業組合もやし生産者協会によると、種子や包材資材などの原材料コストが年々上昇していることが背景にある。店主は客への価格転嫁が難しく、店側の工夫でやりくりしていると話している。
看板メニューの原価がじわじわ上がっていくのに、価格に転嫁できない苦しさは多くの経営者が共感するところだと思います。「ちりも積もれば山となる」という言葉がまさに現場の実感を表しています。
もやしは長年「物価の優等生」として価格が安定してきた食材ですが、種子や資材コストの上昇が末端価格に波及し始めています。もやしを多用する中華料理店や定食業態にとっては、見えにくいコスト増として経営を圧迫する構造になっています。
メニュー価格への転嫁が難しい場合、使用量の見直しや仕入れ先・ロットの工夫でコストを吸収する道もあります。また、もやし以外の食材構成を見直してメニュー全体の原価バランスを調整するという方法も考えられます。小さな値上げでも積み重なることを踏まえ、定期的に主要食材の仕入れ値を点検する仕組みを作るという選択肢もあります。
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